【第1回】月末残高を記録する
●音声版はこちらです(3分20秒)
http://ushigomenobuyuki.com/kakeistep/10days1.MP3
今回から、10回シリーズで「シンプルに家計を管理する方法」をお話していきます。
家計簿はどうも苦手!という方、多いと思います。ぼくもいろいろな家計簿を試しました。でも、なかなか長続きしません。
最初の3日はやる気満々。でも、忙しくなったりして(言い訳ですが)、しだいに記入漏れが目立つように。
ちょっと気を抜くと、あっという間に1週間です(笑)。すると、一気にやる気がなくなって、「また来月から」となってしまいます。でも、その「来月」はやってきません。
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そんなとき、ぼくがやってみたのは、月末残高を記録することです。
いくら使ったか(支出)は日々の支出を記録して足し算する必要があります。でも、残高なら今いくらあるか?月末にただ数えて記録するだけ。
取りあえずこれだけでも…と思って、手帳の余白にメモしておきました。でも、これがやってみると意外と効果的でした
お財布やタンスの現金は、月末に確認する必要がありますが(多少ずれても大勢に影響ありません)、銀行口座の残高は余裕があるときに確認すればOKです。
何より、お金を使うたびに、支出をいちいち記録したり、レシートを保存したり、月末に集計する必要がありません。これが長続きするポイントでした。
先月より残高が増えていれば、収入の範囲でやりくりできたことがわかります。逆に、減っていれば…ということもわかります。
月に1回、残高を確認することで、ほどよい緊張感を保てて、家計がそう大崩れしなくなりました。
毎月、毎月、1か月ごとに区切りをつけることで、うまくやりくりできた月も、そうでなかった月も、気持ちをリセットして、新しい月に向かうことができるようになりました。
そして、3か月ほど続けると、月末に残高を確認しないと、何だかスッキリしないようになりました。
それと同時に、銀行口座も整理するようになりました。口座がいくつもあると、残高を確認するのが大変ですから。
さらに、便利な銀行を探しました。コンビニATMの入出金が無料だったり、ネットで残高を確認できる銀行を選びました。
そして、しくみがシンプルになってきた頃、家計の状況をもう少し詳しく知りたいなあという気持ちの余裕も出てきました。
家計簿はどうも苦手…という方、まずは月末残高を記録することから始めてみてはいかがですか?たった、これだけの作業でも、いろいろと気付くことがあると思いますよ。
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次回は、「家計のお金は3つに分ける」です。家計の管理を始めたい方は、ここから入るのがおすすめです。
それでは次回もお楽しみに^^
牛込伸幸FP事務所
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