クルマの選び方でお金のスタンスが見える
先日、クルマの買い替えについて
ご質問いただきました。
今回は、クルマについて
ぼくが考えていることを
お伝えしたいと思います。
どんなクルマを選ぶか?は
その人のお金の使い方のスタンスが
出ると思っています。
銀行でローンの審査をしていたとき、
それを強く感じました。
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ぼくが大学生の頃、
実家の群馬に帰省して
地元の友だちと会う機会が
よくありました。
カッコいい新車に乗っていて
「すごいね~」というと、
親に買ってもらった
という人がいました。
地元の大学に行くと
東京の大学に行くのと違って
下宿代が浮くので
クルマを買ってもらえる
というケースが多かったですね。
(ぼくは東京の大学に通って
下宿させてもらったので、
この友だちを否定するつもりは
ありませんよ)
一方、バイトをして
中古車を買ったという
友だちもいました。
お金が貯まるまでは
自転車やバスや友だちの
クルマで移動。
そんな友だちを見ると、
「やるな」と密かに思いました。
・・・
社会人1、2年目で
いいクルマに乗っている人は
だいたい親ローンです。
独身なので返済はできると
思いますが、これをやっていると
結婚資金や住宅資金が
貯まりません。
30代で家を買う場合、
独身時代の貯金がカギになります。
中古や軽自動車など
自分が買える範囲のクルマを買って、
次回の買い替えに向けて
つみたてをしている人を見ると、
やはり「やるな」と思います。
こうすると、つみたてをして
現金でクルマを買うサイクルが
できます。
逆に、一度、ローンを使うと、
ローンで買う、乗りながら返す
というサイクルから
抜け出すのは大変です。
・・・
今はそうでもなくなりましたが、
リーマンショックの前は
子育て世代はワンボックスという
時代がありました。
トヨタならヴォクシー、ノア、
ホンダはステップワゴンみたいな。
でも、このクルマ、
決して安くはないです。
300万円くらいはしますよね。
300万円を10年で
つみたてようとしたら、
300万円÷10年÷12か月
=25,000円
毎月25,000円のつみたてが
必要です。
人生全体のお金のやりくりを考えて
現金で買えるならいいのですが、
ローンや残クレで買っている
人がほとんどです。
やはり、これをやってしまうと、
ローンでクルマを買い替える
サイクルになってしまうし、
住宅ローンを組むとき、
それが足かせになることもあります。
住宅ローンを減額されたり、
借りられてもその後の返済が
タイトになります。
・・・
いくつかのケースを見てきましたが、
結論をいうと、
ローンを組まないで
買えるクルマに乗ることが大切。
ローンを組まないと買えないなら、
少し時期を遅らせるか
中古車にすることはできないか
考える方がいいと思います。
もし、今、ローンで買い替える
サイクルになっている方は、
次回の買い替えから
少しずつ現金買いに
シフトできるといいですね。
ローンの返済が終わったら、
そのままその金額をつみたてして
次回の買い替えに備えるとか。
こうして、少しずつローンの
割り合いを減らして
現金買いにシフトしていきます。
ローンが返せえばいいのでは?
と言われてしまいそうですが、
最終的にそのつけは老後にきます。
自動車ローン、教育ローン、
退職後も残る住宅ローンがあると
老後資金の準備が遅れますよね。
・・・
今回は、クルマの買い替えについて
思ったことをつらつらと
書いてみました。