【第2回】家計のお金は3つに分ける
前回は「月末残高を記録する」という
お話でした。
今回は「家計のお金は3つに分ける」です。
月末残高の記録が習慣になってきて、もう少し詳しく家計を把握したいなあと余裕が出てきたときに、ぼくがやった方法です。
家計の管理を始めたい方は、ここから入るのがおすすめです。
試行錯誤を重ねて、今でもぼくはこの方法を基本に家計を管理しています。
【第2回】家計のお金は3つに分ける
家計のお金を1つの銀行口座に入れておくと、
・今いくら貯まっているのか?
・今月はいくら使っていいのか?
これがハッキリしません。
「貯めるお金」と「使うお金」の境界線がないので、何となく使ってしまったり、
逆に、いくら使っていいか?わからなくて、気持ちよくお金を使えないこともあります。
ぼくもいろいろ試したのですが、家計のお金は3つに分けるとちょうどいいようです。
多すぎると管理が大変、少なすぎると、家計が把握できない。
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手順はこうです。
まずは、「貯めるお金(貯金)」と「使うお金」に分けます。
そして、「使うお金」はさらに、「毎月の生活費」と「特別支出」に分けます。
まとめると、この3つです。
・貯金
・毎月の生活費
・特別支出
順番にひとつひとつご説明します。
・貯金
貯金とは、クルマの買い替え、マイホームの頭金、教育費…老後資金など目的のために貯めているお金。
急に何かあったときのための予備的な貯金や、
特に使う予定はないけれど、取っておきたいお金(余裕資金)も貯金に含みます。
・毎月の生活費
毎月の生活費とは、住宅ローンや家賃、公共料金、食費、日用品、生活雑貨、学校や習い事、レジャーといった毎月コンスタントにかかるお金。
・特別支出
特別支出とは、家具家電の買い替えや衣類のまとめ買い、家族旅行など、
貯金やつみたてをするほどではないけれど、毎月はないちょっと大きな支出のこと。
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特別支出の基準は「毎月は使わない1万円以上の支出」としています。
例えば、毎月の家賃は1万円以上だと思いますが、毎月払うので「毎月の生活費」です。
次はくつ下。これは毎月は買いませんが、これを「特別支出」にすると管理が大変です。
ですから、1万円未満は「毎月の生活費」のなかでやりくりします。
一方、テレビを買った場合。
これは「特別支出」です。毎月は買わないですし、金額も1万円以上なので。
夏物衣類をまとめ買いしたら1万円だった。
これは「特別支出」でいいでしょう。ひとつひとつは1万円未満でも、トータルで考えます。
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1万円という基準もいろいろ試してみてください。
設定した金額が低すぎると、特別支出の件数が多くなって管理が大変になります。
逆に、金額が高すぎると、何でも「毎月の生活費」になってしまって、生活費の管理が大変になります。
最初は5,000円か1万円で試してみるといいでしょう。
また、最初は「特別支出かな?毎月の生活費かな?」と迷うことも多いと思います。
でも、慣れてくると自分なりの基準ができてきます。とにかくやってみてください。
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今回は、家計のお金は3つに分けるでした。
次回は「特別支出が必要なワケ」です。お楽しみに^^