【第4回】家計は銀行口座3つとお財布1つで管理する
前回は「特別支出が必要なワケ」でした。
特別支出は、やってよかった!と1年後くらいに感想をいただくことが多いです。
最初は面倒だと思ったけど、やってみたら意外とよかったということだと思います^^
今回は「家計のお金は3つに分ける」をカンタンに実現するための銀行口座とお財布の使い方です。
【第4回】家計は銀行口座3つとお財布1つで管理する
家計のお金を3つに分けたら、そのしくみに連動して、銀行口座3つとお財布1つに分けて管理します。
「3つも口座を作るなんて面倒臭い!」と思うかもしれません。
でも、一度お金を分けてしまえば、あとは通帳やお財布の残高を見ながら管理できるのでカンタンです。
ひとつの口座に内訳を作って管理する方法もありますが、その都度、計算する必要があって大変です(多分、続かない)
それであれば、口座を分けてしまった方がシンプルで長続きしやすいです。
口座やお財布の残高を見れば、あといくら残っているか?使っていいか?一発でわかりますから。
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手順をご説明します。
お給料が出たら、貯金、毎月の生活費、特別支出にお金を配分します。
※いくら配分するか?は次回
・貯金口座
貯金したい分は「貯金口座」へ。
(貯金の目的別に口座を分けてもOKです)
余ったら貯金するのでなく、お給料が出たら先に貯金してしまうのが貯まるコツですよね。
・生活費口座(毎月の生活費)
毎月の生活費は口座引き落し用の「生活費口座」と、現金支出用の「家計の財布」を使い分けます。
住宅ローン、家賃、公共料金など毎月の生活費の引き落しは「生活費口座」へ。
できるだけひとつの口座にまとめると便利です。
(学校の引き落しなど、銀行が指定されている場合は仕方ありません)
・家計の財布(毎月の生活費)
食費、日用品、レジャー費など、毎月の生活費のうち、現金でやりくりする分は「家計の財布」へ。
もちろん、全額、お財布に入れなくてOKです。
封筒に入れてタンス預金しておいて、少しずつ補充したり、「生活費口座」から少しずつ引き出したり。
(口座から引き出すときは金額を管理してくださいね)
・特別支出口座
家具家電の買い替えや家族旅行といった特別支出のためのお金は「特別支出口座」へ。
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まとめると、
・貯金→貯金口座
・毎月の生活費→生活費口座&家計の財布
・特別支出→特別支出口座
銀行口座3つとお財布1つ。
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毎月の流れは、
お給料が出たら口座3つとお財布1つに予算を配分します。
(※予算配分の決め方は次回お話します)
お金を使うときは、それぞれの口座やお財布から使います。
そして、月末にそれぞれの残高を記録します。
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やっぱり口座3つにお財布1つなんて面倒だなあと思うかもしれません。
でも、よく使うのは「家計の財布」だけです。
「貯金口座」は、目的以外では引き出さないはず(笑)
「生活費口座」は必要な分を入れて、あとは自動引き落し、
「特別支出」は回数はそう多くない支出です。
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それぞれ、いくら入れて、いくら残ったか?これを記録すれば、いくら使ったか?カンタンにわかりますよね。
例えば、家計の財布に10万円入れて、月末に1万円残っていれば、今月は9万円使ったことがわかります。
(足りなくて、補充したらその金額も記録しておいてください)
また、この方法のいいところは、月の途中でペースがわかることです。
月の半ばに、半分以上残っていれば、今月はいいペースだなとわかります。
逆に、半分より少なければ、ペースを抑えようと気を付けることができます。
支出を記録するタイプの家計簿は、月末に集計しないと、今月は黒字か?赤字か?わかりません。
でも、この方法なら、残高を確認しながらやりくりすることができます。
これがこの方法のいちばんいいところだとぼくは思っています。
お金を使うたびに、何となくお財布にある現金を確認するものなので、家計がそう大崩れしなくなります。
焼肉食べ放題だと食べ過ぎてしまうけど、焼肉定食だとほどよく満足できるのと同じです。
(たまには食べ放題もいいですけどね・笑)
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今回は銀行口座とお財布の使い方についてお話しました。
次回はこれにどう予算を配分するか?というお話です。お楽しみに^^